イタリア その4 ~最後の晩餐~

最後の晩餐を見るためにサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に来ました。外観は思ったよりも質素な印象です。
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中はこんな感じ。本当に普通の教会です。
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天井。テラコッタの色合いを生かした素朴で可愛らしい装飾です。
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最後の晩餐は、教会内ではなく、隣の修道院食堂にあります。入場は1回25人、見学時間は15分と決められています。列に並び、いよいよ目にした最後の晩餐は…

撮影禁止でした。ということで、画像はこちらでご覧ください。
http://www.haltadefinizione.com/en/

間近で見る最後の晩餐は、かなり傷みが激しいことが見て取れます。しかし、ど素人の私でも、この絵が同時代の絵と一線を画すものであることはわかりました。
よくヨーロッパの教会で目にする宗教画、特に年代の古いものの多くは「文字が読めない庶民でも聖書の内容が理解できるように」という意味合いが強く、紙芝居を見ているかのような絵です。この人がイエス様、この人がマリア様、これは裏切り者のユダですよ…、といった内容が実に分かりやすく描かれています。
最後の晩餐でまず目を引いたのは、一点透視図法を用いていたところです。これほどの奥行きを感じさせる宗教画は初めて見ました。消失点をキリストに持ってきて、キリストの背後に大きく明るい窓を配し、周りを相対的に暗く描くことで、漫画で言う集中線を引いたかのような効果をもたらしているようです。
構図はあくまでも自然で、キリストが裏切り者の存在を予言したまさにその瞬間を実際に切り取ってきたかのようです。そしてキリストの後ろから差し込む光がちょうど当たらない角度にいる人物がユダです。見ている方にまで、背中にぞくりと冷たいものが走るような緊張が伝わってきます。握りしめられた小さな布袋の中身は銀貨でしょう。その小ささ、みすぼらしさがユダの愚かさを象徴しているかのようです。
科学者でもあったダ・ビンチらしい高度な理論に基づいて描かれた作品だと感じました。またもや凄いものを見せてもらいました。

この後はホテルへ向かいました。宿泊はミラノと聞いていたのですが、明らかに市街地を遠く離れた場所で、周りは畑しかないという、いかにも団体客専用なホテルでした。ミラノっちゃあミラノなんでしょうが。安いツアーにはよくあることです。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会


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